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筋膜とカイロについて

筋膜は筋肉をまとめている束のことを言います。筋肉は筋繊維と呼ばれる細い筋肉が束になって活動しますが、人体にはこの束をまとめている膜が存在します。

全身に張り巡られている網目状のものですが、通常は意識していない方がほとんどです。しかし腱や靭帯もこの筋膜が厚みを帯びたものといっても問題ありません。

筋膜は骨も内臓も、血管も神経をも包み、正常な場所に位置するようにガードしているものを言います。薄さはかなり薄く、その薄さによって筋肉が癒着を起こすことがありません。

つまりスムーズな動きのためには必須の組織であると言えます。またデリケートさも持っています。姿勢の悪化や精神的ストレスによっても、また怪我によっても縮んだり、その質が悪化してしまうと、筋膜同士が癒着を起こすこともあります。

こうなると動作にも支障が出ますし、骨格や筋肉のバランスも悪化しがちです。また一時的に縮みが起こっても、本来の状態に戻すことが可能です。

このためにカイロプラクティックでは、ソフトな圧力を加える手技を利用します。緩めに押して伸ばしていくのが効果的です。

また全身に張り巡られているものであるゆえ、一部を正常化させても他の部位はまた悪化してしまう可能性が高く、かなり慎重に取り扱わなければならない組織であるとも言われています。

筋膜のケアでは、身体全体のバランスを重視することが大切です。全身の筋膜がすべて柔軟性を取り戻し、組織をガードできるようにならなければ、消して1部分も改善されることはないのです。

筋膜リリースとは、ストレッチをすることによって開放していく手技です。手技の補助的な面が強く、手技を行う前に筋膜をできるだけ開放しておきます。

このリリース用のストレッチはホームケアとして用いている方も多くいらっしゃいます。果物、ミカンやグレープフルーツには実を覆っている白い繊維質のものがあります。これが人間でいう筋膜です。見た目からよくイメージできると思います。